【現代社会と福祉】エクストリーム 福祉政策の用語解説編『前編』社会福祉士/精神保健福祉士
【現代社会と福祉】福祉政策の用語解説編『前編』
皆さんお待たせしました!
今回は【現代社会と福祉】より福祉政策の用語です
国家試験の特に苦手意識の高い箇所を徹底的にわかりやすくお伝えしていきます
苦手な人がレビューブックや過去問を引き裂きたくなる感じ…すごくよくわかります
JINもその一人でした(-_-;)
そんな方々のために、色々な文献やネットをリサーチをしてみました
福祉政策への抵抗感を払拭していきますので、一緒に楽しみながら勉強していきましょう(^^)/
【このブログを読むメリット】
電車やバスでの通勤通学時、参考書を持つのは重いですし、車中で広げると邪魔になります。
ブログを1記事ずつ読んでインプットしていくのもお勧め!
移動中も短時間で勉強できます。
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・YouTubeで配信していますが
視覚優位の方はブログを読むことでより理解が深まると思います。
・社福/精神の国家試験で【現代社会と福祉】の福祉政策の問題が解けるようになります。
・試験に出てくるであろう政策の用語について正確なイメージを持つことができます。
例えば、ベーシックインカムやSDGs(エスディージーズ)と言われたときに、皆さん何のことかぼんやりとでも創造することはできますか?
なんとなく国家試験に出題されそうな単語としてしか知らない人の方が多いのではないでしょうか?
今回はそんな方々のためにそれら政策用語の具体例を使った解説と、その政策や用語が生まれた背景をエクストリームでお伝えしていきます。
YouTubeでも配信していますので、
勉強に疲れたら、ただ聞き流すだけでも記憶に定着していきます。
ぜひ利用してみて下さい。
お役に立てたらうれしいです 。
【エクストリーム現代社会/現代社会と福祉】 福祉政策の用語 前編
◆項 目◆
- ソーシャルエクスクルージョン
- ソーシャルインクルージョン
- より良い暮らし指標(BLI)
- ベーシックインカム
- まとめ
1.ソーシャルエクスクルージョン
ソーシャルエクスクルージョンとは?
別名、社会的排除
エクスクルージョン(exclusion)がまさに排除、排斥(はいせき)という意味
その名の通り「社会から排除されている状態」という意味の言葉
例えば、失業して、家族とも関係性が希薄で人と関わることがそもそもない人なんかはこれに当たる
そういった排除で傷つきやすい人を社会的弱者と呼んだりします
傷つきやすい状態のことをヴァルネラビリティと言ったりします
なぜ生まれたか
そもそもはフランスの戦後の復興に漏れた人々のことを指す言葉でした
それが少し時を経て、産業のスタイルがモノづくりからサービス業や知識のほうが優先されるようになったり、よりグローバルな国境を超えるビジネスが展開されるようになってくると失業者などの問題が出てきました
テレビ→YouTubeにメディアのスタイルが変わっていくように
その時にヨーロッパでバズった言葉がソーシャルエクスクルージョンその後EUによって定義づけがされました
2.ソーシャルインクルージョン
ソーシャルインクルージョンとは?
エクスクルージョンの対をなす言葉
社会的排除の対義語としてノーマライゼーションを元に考えられたとされる
外のものを取り入れるという包摂という意味
アニメ・ワンピースに置き換えるとインクルージョンが白ひげ、エクスクルージョンが黒ひげ(光と闇的な)
経済格差や雇用の問題から発展する社会的排除の問題に対して打ち出した対応政策として「どんな人も社会の一員としてともに助け合う」という意味の言葉
3.より良い暮らし指標(BLI)
より良い暮らし指標(BLI) とは?
最新版の幸せを暮らしと生活の質の11項目を使って計測をすることです
つまり、より良い暮らしのための幸せの目印を導き出してくれる
ただし、これはどこの国がトップなのかというランキングは出していません
あくまで自分で考えて、国同士を見比べて良し悪しを判断して、自国の政策を考えさせるのがこの指標の目的です
なぜ生まれたか
今まではGDPとかワークライフバランスでしか幸福度を考えてなかったが、各国ごとに教育の数値や仕事の数値などを見比べて考えていくようにした
OECDの中で
実際の各国の数値の表を載せておくので是非見てみてください
→https://stats.oecd.org/Index.aspx?DataSetCode=BLI2015
4.ベーシックインカム
ベーシックインカムとは ?
年齢・性別・所得の有無を問わず、すべての人に所得保障として一定額の現金を支給する制度のことです
年齢・性別・所得の有無を問わず、すべての人に所得保障として一定額の現金を支給する制度のことです
要するに毎月国から一定額、誰でももらえてしまう制度です
ですが始めるにあたって初期のお金がかなりかかります
なぜ生まれたか
原因を2つお伝えします
①貧困率の上昇
②AIの普及
どういうことかというと、
国のほうで最低生活の保障をしてくれるのであれば、AIにとって代わられる失業の問題をケアできるという将来的な問題の解決策になるのと、貧困を低減させられる可能性のために今現代大きく謳われている
アメリカ、カナダ、フィンランド等世界各国で導入実験が行われています
実際にカナダでは子供の死亡率が減少したり、フィンランドでは生活の質の向上が見られたりしているそうです
ここまで4つの項目で用語を解説していきました
5.まとめ
今回の用語について簡単に復習していきましょう
1.ソーシャルエクスクルージョン
フランスの戦後復興のタイミングが原点でできた言葉でした.雇用や失業が背景にあって生まれた言葉で、社会の中から排除された状態を指す言葉です
2.ソーシャルインクルージョン
ソーシャルエクスクルージョンの対義語として、社会的包摂という意味のソーシャルインクルージョンという概念ができました
こちらもヨーロッパ発祥でバズった言葉で、「どんな人も社会の一員としてともに助け合う」という意味合いがあります
3.より良い暮らし指標(BLI)
最新版の幸せを暮らしと生活の質の11項目を使って計測した指標です
OECD加盟国それぞれの項目を数値化して見比べらるようにした指標です
4.ベーシックインカム
すべての人への所得保障として一定額の現金を支給する制度のことです.
すでに導入実験している国の成功例もネットで見ることができます
次回の『後編』では、ディーゼントワークから、ワークフェア、フレキシキュリティ、SDGsの4つの用語について解説をしていきたいと思います
前編と後編の全項目について一通り復習をしていくので、そちらも是非参考にしてみてください
参考文献
『社会福祉士レビューブック2020』
https://zangyohiroba.com/labor-problems/basic-income.html
https://www.ilo.org/tokyo/about-ilo/decent-work/lang--ja/index.htm
https://college.e-jinzai.co.jp/useful/organization/decent-work/
『ワークフェア構想の起源と変容―チャールズ・エヴァーズからリチャード・ニクソンへ―』小 林 勇 人著
https://www.ishes.org/keywords/2013/kwd_id001051.html
https://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2007_12/eu_01.html
https://www.regus.co.jp/work-japan/flexibility-is-the-greatest-asset-of-small-businesses/
https://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals/background.html
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/doukou/mdgs.html
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/
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