社会福祉士/精神保健福祉士国家試験【人体の構造と機能及び疾病】高齢者の疾病
【人体の構造と機能及び疾病】社会福祉士/精神保健福祉士国家試験対策 高齢者の疾病
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【人体の構造と機能及び疾病】~高齢者の疾病~ 社会福祉士 精神保健福祉士
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・国家試験【人体の構造と機能及び疾病高齢者の疾病】で高齢者の疾病は必ずと言ってもよいほど出題されます。
問題
高齢性難聴とは、左右の聴力が同程度に低下する感音性の難聴であり、聴力の低下は低音域から始まる。
〇でしょうか ✖でしょうか
答えは最後
このように国家試験に出るであろう内容を押さえていくことで問題が解けるようになります。
■項 目
- 高齢者の主な疾病
- 認知症
1.高齢者の主な疾病 (6つ)
①難聴 ②脊髄損傷 ③眼疾患 ④パーキンソン病 ⑤尿失禁・前立腺肥大症 ⑥誤嚥性肺炎
①難聴
難聴は障害部位によって、伝音難聴、感音難聴、混合難聴に分類される。
伝音難聴(外耳や中耳の鼓膜等の伝音系の障害により起こる。
感音難聴 内耳より中枢側の神経機構等の感音系の障害により起こる。
混合難聴 伝音難聴,感音難聴が複合したもの。
高齢性難聴とは、左右の聴力が同程度に低下する感音性の難聴であり、聴力の低下は高音域から始まる。
②脊髄損傷
転落や墜落, その他の機械的外力等によって脊髄に損傷を受けた状態のことをいう。
損傷を受けた部位や程度によって、四肢等の運動麻痺や知覚麻痺、呼吸不全、膀胱・
直腸機能障害等をきたす。
③眼疾患
緑内障
・眼圧の異常な上昇により、視野狭窄や眼痛を生じる。
高眼圧によって視神経が圧迫されると視神経乳頭に異常がみられ、さらに進行すると視神経萎縮が起こる。
白内障
水晶体が混濁し、視力障害をきたす疾患である。
・老人性白内障は、加齢により水晶体が混濁したもので、目のかすみや
羞明(まぶしさ)、視力低下などが起こる。
網膜色素変性症
光や色を感知する視細胞と網膜色素上皮細胞が変性し、視野が次第に
狭くなり、末期には失明する.先天性素因があるとされており、指定 難病の一つである。
・小児期に夜盲で発症し、視野狭窄、視覚障害へと進行する。
④パーキンソン病
ドーパミンという物質の減少による運動機能障害を中心とする疾患である。
パーキンソン病の4大症状(錐体外路症状)
安静時振戰 最初に現れる症状⇒じっとしているときに手足が震える。
無動動作が遅くなり、顔も無表情になる(仮面様顔貌)
姿勢・歩行障害腰を曲げて小刻みに歩き、転倒しやすくなる。
固縮、筋肉の緊張が高まり、関節を動かすとガクガクとした抵抗がある(歯車現象)
⑤尿失禁・前立腺肥大症
尿失禁には、排尿機能の器質的な障害による尿失禁と、それ以外の障害による機能性尿失禁がある。
圧迫性尿失禁
くしゃみや咳、重いものを持つなど瞬間的に高い圧力が、腹部にかかり漏れてしまう、経産婦や中高年女性に多くみられる失禁である。
切迫性尿失禁
尿を溜めておく筋肉(膀胱括約筋)の弛緩や、排尿神経の障害等が原因で起こる。尿意を感じてもトイレまで間に合わず漏れてしまう。
反射性尿失禁
脊髄損傷など、脊髄に障害があり、本人の意思とは無関係に反射的に漏れてしまう。
真性(完全) 尿失禁
膀胱内に尿を溜められず、常にだらだらとたれ流してしまう。
機能性尿失禁
排尿器官に異常はないが、身体麻痺や認知症などにより下着を脱ぐのが遅かったり、トイレの場所が分からなかったりするために漏れてしまう。
前立腺肥大症
前立腺肥大症は,前立腺の移行領域の加齢に伴う過形成で排尿障害をきたす疾患で
ある。
初期には頻尿(特に夜間),残尿感、排尿開始の遅延などがみられる。
次第に排尿困難,残尿の増加がみられ、溢流性尿失禁、尿閉などに至る。
⑥誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、唾液あるいは食物、胃液が誤って気管に入ることで生じる肺炎のこと。
→嚥下運動のうち、咽頭から胃までの食物の移送は,反射による不随意運動である.
高齢者の肺炎の多くは,嚥下反射が加齢により低下することで起こる誤嚥性肺炎が
原因である。
誤嚥性肺炎の主な予防法
・口腔ケアで口腔内細菌を減らす。
食物にとろみ(粘性)をつける。
食事の際にむせる場合は、嚥下時に頭部を軽く前屈させる。
2.認知症
認知症とは、いったん正常に発達した知能が後天的原因により低下し、慢性的に生
じた認知機能の障害の総称である。
認知症の症状は、中核症状と行動・心理症状(BPSD)の2つに分けられる。
中核症状
脳の細胞が壊れることによって起こる。
心理症状(BPSD)
それまでの生活体験、介護者との人間関係からくる心理的状況、ケア、環境などが誘因となって起こる。
→原因やきっかけを取り除けば改善が見込める。
主な認知症スクリーニング検査法として、ミニメンタルステート検査(MMSE)
と長谷川式認知症スケール(HDS-R)がある。
認知症について
①アルツハイマー型認知症
脳が全体的に萎縮する。
見当識障害,記銘・記憶力障害など全ての能力が低下し、段取りを決めることや短期記憶の保持が難しくなる。長期記憶、手続き記憶記憶は比較的よく保たれる
70歳以上の女性に多い
②脳血管性認知症
脳卒中を起こした所のみ神経細胞が死滅し起こる。
記憶力障害はみられるが、判断・理解力は保たれる(まだら認知症)
患者本人に病識がある。
50歳以降、加齢とともに増加する男性に多い。
感情の調整ができないことが多い。
③レビー小体型認知症
レビー小体型認知症は、進行性の認知症とパーキンソン病と同様の症状を特徴とする。
レビー小体が脳幹に蓄積することでパーキンソン病と同様の症状が現れ、大脳皮質 にまで及ぶことで認知症症状が現れる。
レビー小体とは、神経細胞の中にみられる異常なタンパク質のことである.
「子供が遊んでいる」などの臨場感がある具体的幻視体験が特徴である。
注意力低下や判断力低下が起きる。
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正解 ✖ 高音域から始まる