【社会理論と社会システム】社会福祉士/精神保健福祉士国家試験
【社会理論と社会システム】社会福祉士/精神保健福祉士
こんばんは!
社会福祉士/精神保健福祉士の国家試験の勉強は進んでいますか?
電車やバスでの通勤通学時、参考書を持つのは重いですし、車中で広げると邪魔になります。
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【社会学】これを見れば好きになる!!社会システムについて解説!
今回も色々な文献を調べました。
JINなりの言葉で例を出しながら、社会システムって何なのか?を徹底解説していきます。
例えば、この科目の名前にもなっている「社会システム」とはそもそも何なのか・・・
ここでつまずく方が多いのではないでしょうか?
例を用いて解説していきますので、社会システムに対する不安や抵抗感をなくしていきましょう!
【このブログを読むメリット】
・YouTubeで配信していますが
視覚優位の方はブログを読むことでより理解が深まると思います。
・社福・精神の国家試験で【社会理論と社会システム】の社会システムについて出題された時に解答できるようになります。
・今まで社会システムを複雑で大嫌いと思っていた人も、少し好きになるかもしれません。
◆ 項 目 ◆
1.社会システムとは何なのか
2.試験に向けて覚えておくべき社会学用語
1.そもそも社会システムとは何なのか?
社会システムを考えていくうえで!注意!
→皆さんが普段考えている考え方をグルっと変えなくてはいけません。
→「そんなこと思いつくのか?!」と思うような考え方です。
社会システムとは
「考え方」
どのような考え方かというと、
世の中は人によって成り立っており、その関わり合う人同士が相互に作用しあって、世の中を維持しているという考え方です。
前提→「結局世の中は人でしかできていない」そんな考え方です。
さらに噛み砕いて言うと、「世の中=世界は、○○=××」のように社会全体、人の動きを一個のシステムだと考え、パターン化ができるということと言えます。
例えば:
今の現代でいうと
政治家というリーダーシップをとってルールを決める人がいます。
また、ドクターで、病気を治す人がいます。
さらに、裁判所などで世の中的にやって良い悪いを決める場所があります。
もっと言えば、政治家やドクターたちを陰で支えるために、秘書の人がいたり、部下がいたり家族がいたりします。
スケールを大きくすると、政治家は一つの国のリーダーなので他の国のリーダーとも関わり合います。
このように、いろんな役職、役割を持った人同士が互いに影響を与え合いながら、世の中そのものを良い状態として維持し続けているという考え方を社会システムと呼ぶんですね。
この社会システム、少し難しいかもしれませんが、似たようなもの何か思いつきませんか?
この、人のように各々に機能があって、良い状態を維持し続けている何か同じもの考え付きませんか?
勉強されていたり、もともと社会学マニアだったりする人はわかるかもしれません。
とっさに聞かれて、普段意識していないと、あまり実感がわかないとは思いますが、
正解は自身の体です。
ご自身の生命を維持して守るために、いろいろな臓器が相互に関わり合い、心臓には心臓の機能があって、骨には骨の機能があって生命を守るようにできています。
この理論をバズらせたのが、パーソンズさんという方です。
苦手な方の為に例を出して説明していきます。
2.試験に向けて覚えておくべき社会学用語
社会学の科目の試験によく出る社会学用語をまとめていきましょう。
大きく分けて3つの分野の用語を紹介していきます。
(1)文化
(2)社会関係資本
(3)社会階級・階層
に関する用語です
(1)文化
ここでは3つの社会学用語を紹介していきます。
①文化帝国主義=ある文化が他の分野に対しいて優位に立ち、浸透していくこと
例えば:明治維新の際の日本.武士の時代が終わり、近代化した外国のバックアップも受けてテクノロジーを取り入れ始めた政府VSサムライ、武士、幕府といった旧来の日本体制軍.戦いの結末は明白で、テクノロジーを取り入れ、近代化を進める政府が日本国に新たな文化を作っていきます
このあたりの日本の歴史は是非、オリラジの中田敦彦のYouTube大学の新撰組の動画を見てみてください
②文化伝播=ある文化が他の文化を持つ人々に価値あるものとして受け入れられていくこと
例えば:クラウドファンディング「なにファンからお金取ってんだよ!」と言われて迫害を受けたクラウドファンディングですが、コロナの影響でどうやらこの手しかないとなり、日本人に受容されていきました
③文化資本=あなた本人や、ご家族にこの先も受け継がれていくものです
例えば:家具、預貯金などの財産.そして個人的にこれから先、使えていくものとして知識やメンタリズムといったスキルや資格!まさにこの社会福祉士国家資格も本人に永続的に使えるものとして、文化資本と言えます
(2)社会関係資本
別名ソーシャルキャピタルと呼ばれます
キャピタルという英語がまさに資本という意味です
ソーシャルキャピタルとは、JINの言葉で言うと「信頼関係」といえます
人や会社同士が互いに相手を理解し合って、「それイイね!共に歩んでいこう!」ってなったときのモチベーション上がるような一瞬は皆さん経験あるでしょうか?そうやってモチベーション高く、しっかりやっていこう!となって(人や会社を)機能的に向上させる要因を社会関係資本、ソーシャルキャピタルといいます
社会関係資本も2つ種類があります
①同一集団内の結束を高める「結束型」
②異なる集団内のつながりを強める「橋渡し型」
(3)社会階級・階層
ここは、出題傾向が高いポイントです!
伝統的社会から近代的社会へ
世の中の色々な変化によって、生まれた時から職業や地位が決まってしまうような伝統的社会からその人個人の努力や能力の結果によって地位等が決定していく近代的社会へと変化していく歴史が見られます
生得的地位と獲得的地位
本人にフォーカスを置いて、その人が受け継ぐ人種や階級などを生得的地位と呼ぶのと反対に、本人の努力や競争によって獲得した地位を獲得的地位といいます
社会移動3種類
①世代間移動と世代内移動
親と子のように一世代違う関係で社会的な地位が違うことを世代間移動といい、自分自身の中で地位が移動することを世代内移動といいます
JINさんとJINさんの親御さんとで社会的地位が違うので世代間移動があると言え、JINさん自身で従業員から経営者に地位を上げていったのは世代内移動があったと言えます
②庇護(ひご)移動と強制移動
上層部が決めたレールの上で、上昇が保障された社会の移動を庇護移動といい、反対に競争などで打ち勝ち、強制的にその立場を獲得する社会移動を強制移動といいます
③水平移動と垂直移動
地位の変更がない移動を水平移動といい、反対に階層間で移動が伴うものを垂直移動といいます
今、経営者の人が別の場所で新たに経営者をやっても地位的に移動がないので水平移動になり、転職のタイミングて地位が上がるようなことがあれば垂直移動と言えます
参考文献
『社会福祉士レビューブック2020』
『社会システム論』西口敏宏,クォータリー生活福祉研究通巻,66号,vol17,No.2
https://www.myri.co.jp/publication/myilw/pdf/myilw_no66_feature_1.pdf
『ウィキペディア社会システム理論』
『【社会システム論とは】パーソンズ・ルーマンからわかりやすく解説』
https://liberal-arts-guide.com/social-systems/
『コトバンク』https://kotobank.jp/word/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E8%AB%96-186021
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